最終回演出について[アイカツ!配信 最終回直前!!]

         目次

  • 前置き
  • 最終回演出のパターン分け
  • それぞれのパターンの 強み弱み、メリットデメリット
  • 最終回演出に使われる楽曲について
  • オンパレ、プラネット!について
  • アイカツ!最終回、どうなるんだろ…
  • 分かったことをアニポケに活かそう!

 

        前置き

 はじめましての方は はじめまして、リユルン(@riyulun)と申します

 

 時に、アイカツ!チャンネルにて週1ペースで配信されているアイカツ!シリーズのエピソードですが、

 本日2/13(火)にてアイカツ!(無印)が178話、最終回を迎えます
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 浴びれば とても尊い気持ちになれる 特大の爆弾が飛んできそうな予感がしますが、もう これ以上の軌跡は追えなくなるという寂しさもあり、昨日の夜は そのことばかり考えていました…

 

 で、ここで思ったのです。

「最終回演出やりそうだけど どうだろ…?」

 と

 

 最終回演出とは、あくまでも わたくしの造語なのですが、

 途中で楽曲が流れ、そのまま特殊なEDに向かう演出のことを指します

 

    最終回演出の パターン分け

 アイカツ!50話(1年目最終回)では[カレンダーガール]、

 アイカツ!101話(いちご世代最終回)では[SHINING LINE*]、

 アイカツスターズ!100話(最終回)では[スタートライン!]、

 アイカツフレンズ!76話(最終回)では[アイカツフレンズ!]、

 そして 未来へのSTARWAYでは[MY STARWAY]が(最終回演出として)流れましたね

 

 あ、最終回演出の定義についてですが あくまで[最終回に使われることが多い]また[最終回っぽい演出である]から最終回演出と呼んでます

 

 実質的にアイカツ!50話また101話は最終回じゃないですし

 

 で、これら最終回演出には

 ①:(OPの楽曲を使うのもあって)OPがカットされるパターン/そうでないパターン

 ②ステージ描写から2番へ突入して最終回演出に入るパターン/唐突に楽曲が始まるパターン

 ③:EDクレジットを兼ねる/兼ねない(→別でEDが存在しないか存在するか)

 ④:最終回演出中に会話シーンを混ぜる/混ぜない

 ⑤:楽曲終了後の追加カットがある/ない

 の 5つの分岐点があることでしょう。

 2の5乗で計32パターンとなります

 (これはアイカツ!シリーズ前提の考え方であって ステージ描写が無いアニポケなどは②が存在せず計16パターン)

 

   それぞれのパターンの 強み弱み、

     メリットデメリット

 ①の分岐点は いつもは盛り上がる演出であるOPを敢えてカットすることで特別な感じを醸し出せます

 (最終回演出の範疇と言うかは微妙ですが)

 ただし アイカツ!シリーズでは上述の回の内、OPがカットされた例は存在しません

 

 アバン以前に「わたしのアツいアイドル活動!アイカツ!、始まります!!」の ちょっとしたパートが毎回存在することもあって

 「視聴者に楽しく見てほしい」という思いがより強いからでしょうか

 

 ただ 最終回演出は無いですが、アイカツ!177話(最終回の1つ前)では即座に[START DASH SENSATION]のステージがあるからかOPがカットされました

 

 そして②の分岐点、例外はスターズ!だけです。

 というのも、[スタートライン!]以上に最終回演出に適当な楽曲は見当たらず、

 99話のステージが[スタートライン!]、100話のステージが[アイカツ☆ステップ!]であり、2番へ突入する演出が使えないので‥

 

 ただ 2番へ突入する演出を使うと ステージ描写のノルマを達成しつつ

 そのステージ描写とEDで エモーショナルさを最も強く引き立てるであろう楽曲を共有できるという強さがあります

 

 そして すみません これ以降の演出は うろ覚えなので 覚えてるところだけ喋っていきます…

 

 ③の分岐点ですが アイカツ!101話はEDが別で存在、スターズ!はEDも兼ねるパターンでした

 

 メタい話、スターズ!最終期のEDは[森のひかりのピルエット]、

 もちろん素敵ではあるのですが、最後に流す楽曲としての適正はないように思えるため[スタートライン!]がEDも兼ねたのでしょう

 

 それはそれとして ③の分岐点については、

  • ED映像まで特別という感じを醸し出せるか出せないか
  • 最終回演出で流れる画にクレジットが重なって邪魔にならないか否か

 というメリット/デメリットがあります。

 個人的にエモさを感じるのは ED映像を兼ねるパターンですかね

 

 続きまして④、楽曲中に会話を混ぜるか否かですが 恐らくスターズ!、フレンズ!、STARWAYは混ぜられませんでした。

 そんな中 50話は 確か混ぜられました。

 そう、あの秘密の手紙を渡すカットです

 

 で、この分岐点ですが

  • 最後の特別なシーンに特別なBGMとして演出できるかできないか
  • (会話を混ぜてしまうと)楽曲とセリフどちらかに集中することは難しい

 というメリット/デメリットが生まれます

 

 これは⑤、楽曲終了後の追加カットの有無にも関わってきそうです

 何故なら 会話シーンは その追加カットに持ってくる選択肢がとれるので

 

 そして最後、⑤ですが スターズ!では 視聴者が何年か後の ゆめちゃんとローラの対決をみらいよちできるシーンが、

 STARWAYでは「わたしのアツいアイドル活動! アイカツ! 始まります」というシーンがありました

 

 ただでさえ特殊EDで なみだめを誘うのに 追加で もうワンシーンある、

爆弾を投げるには ぴったりなタイミングです

 

 なお③の分岐点で また別のEDが用意されている場合、

 そのEDの後に追加カットがあることは まぁ稀有なんじゃないかなぁと感じます

 というのも、特別なEDクレジットの さらに後であるからこそ味が出るのであって

 普通のEDから追加カットに向かうのは アニメの流れを無視しているように思えてしまうので

 

  最終回演出に使われる楽曲について

 と、ここで折角なので最終回演出に使われた楽曲について話させてください

 

 まずは[カレンダーガール]、これはパッと見 いやパッと聞き 楽しい系の楽曲です

 また、最終回演出は(キョ ダイダンエン状態を醸し出すために)OP楽曲が使われることが多い中 ED楽曲である点が稀有です

 

 ただ

 「何てコトない毎日が かけがえないの
 大人は そう言うけれど イマイチ ピンと来ないよ」
 「何てコトない毎日が 特別になる
 実践中の思考は 理屈なんかじゃないんだ」
 「思い出は 未来の中に 探しに行くよ 約束」

 これらの歌詞は 時間が立てば立つほどエモくなる可能性を秘めています。

 楽しい曲調でありながらエモさもあるので最終回演出適正があるのですよね

 

 どちらかと言うと[カレンダーガール]を起用した1年目がすごいというより[カレンダーガール]がすごいのです

 

 そしてフレンズ!、OPは[ありがと⇔大丈夫]、[そこにしかないもの]、[ひとりじゃない!]の3曲でありますが 使われたのは[アイカツフレンズ!]でした。

 

 [ありがと⇔大丈夫]は あいねちゃんの曲な印象が強い、

 同じく[そこにしかないもの]もピュアパレットの楽曲である また最終回演出適正は[ひとりじゃない!]の方が強そうでありますが、[ひとりじゃない!]をさしおいて[アイカツフレンズ!]が選ばれました。

 理由としては以下が挙げられます

  • ¹フレンズ!の 他シリーズと比べてやわらかな世界観を表現するにおいて適当だった
  • ²最初期からある楽曲だから

 ²は[SHINING LINE*]の例がある以上 確実性はありませんが最初期の楽曲に適正があることは確かです

 

   オンパレ、プラネット!について

 すみません、折角なので もう1つ、

 アイカツオンパレード!、アイカツプラネット!は最終回演出がなかったことについて語らせてください

 

 どちらも 25話しかなかったから最終回演出を絡めるほどではなかったとも考えられますが、

 

 プラネット!は実質23話が最終回、24話と25話が特別編という構成であったため 23話の時点で最終回っぽくするのは何か違う
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 同じくオンパレード!もウェブアニメ特別編が展開されるので最終回っぽくするのは違うんですよね。

 

 また、これは特に個人的な解釈だと思うのですが

 アニメシリーズの展開が終わっても アツいアイドル活動は終わらないことの演出だとも考えています

 

  アイカツ!最終回、どうなるんだろ…

 さて 寄り道しましたが、これらを踏まえてアイカツ!178話の最終回演出って どうなるのでしょうね

 (そもそもやらない可能性もあるが)

 

 楽曲は何が使われるのでしょうか。

 あかジェネ最初のOPである[Du-Du-Wa-DO-IT!!]や[Let's アイカツ!]は適正がないように感じます。

 つまり考えられるのは[START DASH SENSATION]もしくは[SHINING LINE*]

 

 ただ[SHINING LINE*]はアイカツ!101話でも使われたしSTARWAYでも最後を飾った。

 ここでまた使われるというのはマンネリ化になるような……

 

 しかし[SHINING LINE*]という楽曲は強すぎるのです

 強すぎるので また使われることもあり得なくはないかと。

 マンネリ化を防ぐなら演出のパターンを変えればいいですものね

 

 それでは 演出の予想というか考察ですが ①について、OPは多分カットされないでしょう。

 理由は既に177話でカットしてるし[いつもの]大空お天気もあるので

 

 ②、ステージ描写から2番へ突入して最終回演出に入るパターン/唐突に楽曲が始まるパターンについてですが 多分唐突パターンでしょう。

 というのも 別の方の考察記事を見て そのままSTARWAYに繋がるということは知ってるんですよね。

 最終盤面でステージ直前ということは 相対的にステージ描写の途中から、という展開は難しいように思えるので

 

 ③、EDを兼ねるか兼ねないかについて [lucky train!]は確かに最終回適正こそないものの いつもならEDに次回予告を映す演出に 走馬灯演出※を使えるのではないでしょうか!!?

 めざポケ編最終話での[タイプ:ワイルド]みたいに

 ※また わたくしの造語だが、これまでの軌跡を めいっぱい流す演出

 これができるから 最終回演出無しでも やっていける可能性はあります

 

 ④の 楽曲中に会話シーンを混ぜるか混ぜないかは分かりませんね。尺の都合もあるので

 

 ⑤の追加カットがあるかないかは「ありそう…」としか言えません

 何てったって3年半の集大成なのですから最後の最後に爆弾セリフを持ってくる可能性は大いにあるでしょう

 

 はぁ…はぁ… 思いの丈をぶちまけたら すごく長くなってしまいました…

 こうやって予想をしたり また ある程度内容を知っていることで アマルルガみたいな声が出なくなる可能性※こそありますが、

 ※関連記事↓

 アイカツ!オタク度合いが高まって「ウォロ」のような好奇心に つき動かされてしまいました

 

 自分自身でも「こんなに文章書けるのか…」と驚いております

 

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  分かったことをアニポケに活かそう!

 非アイカツ!勢の皆さん、お待たせしました

 最終回演出ってアニポケにもありましたよね、ってことを話していきたいと思います

 

 サン&ムーン90話「未来へつなげ! かがやきさまの伝説!!」(木曜放送最終日且つベベノムのエピソード最終回)にて[未来コネクション]が、

 リコロイ18話「そらとぶピカチュウ、どこまでも高く!」にて[ドキメキダイアリー]が流れました

 あと「ココ」もそうですね、

 最後の方に[ふしぎなふしぎないきもの]が流れましたが、

 それとは また別にEDとして[ただいまとおかえり]が流れました

 

 …逆に言えば これだけしかないのです!

 エモさを際立たせるものでありながら[全然 最終回演出をしない]というアニポケの傾向、その芯は「サトシの冒険は終わらない」ことにあると思います

 

 現に 新無印編終了までは ずっとサトシにカメラを合わせていたためシリーズの最終回は あくまでもシリーズの最終回でしかなかったわけですよね

 だから「終わる」ことの象徴である最終回演出は使い辛かったのではないでしょうか

 

 そんな中の例外がサン&ムーン90話です。

 

 サトシではなくベベノムが主役の節があった半年間の〆として最終回演出を混ぜ込んだのだと感じます

 (しまキング/クイーン全員がゼンリョクポーズでZパワーを送り込むシーン、印象深かった…!)

 

 また、[未来コネクション]はベベノム編の始まりから終わりまでの ちょうど約半年間 ずっと使われたため最終回演出としての楽曲としてはピッタリなんですね

 確か どこかのインタビューで「ベベノム視点の楽曲」と言われてた気がします

 

 また、この回は(EDで流すため)OPがありませんでした

 

 …リコロイ18話は ちゃんとOPがあったのですが、まぁ あれは通常回の範疇なので

 

 しかし 通常回の枠ながら特別な回であることの演出の一環として最終回演出を使ったのかもしれません

 

 では めざポケ最終話「虹とポケモンマスター」は?

 [タイプ:ワイルド]の特殊な演出こそありましたが 最終回演出をしなかったことに 当時びっくりした記憶があります。

 

 これもまた「サトシの冒険は終わらない」という芯を貫いているからだと感じます

 

 カメラがサトシを追わなくなっただけであって、「虹とポケモンマスター」以降も旅が続いている描写がありましたよね

 

 というわけで ここで最終回演出を使ってしまうと[終わり]を感じさせてしまう点でアンチシナジーがあります

 今日までリコロイが続いていますしね

 

 といったところで 長くなりましたが この辺で

 お付き合いいただき ありがとうございました